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頭の整理を兼ねた日記です。
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Posted : 2009/08/08 16:08

最近読む本がないなあとか、読んでいる本に飽きた時に読む、お気に入りの本というのがある。

吉本ばなな氏「キッチン」、武田百合子氏「富士日記」、川上弘美氏「蛇を踏む」、江國香織氏「きらきらひかる」「落下する夕方」、P.D.ジェイムズ氏「神学校の死」、風野真知雄氏「大江戸定年組シリーズ」「耳袋秘帖シリーズ」・・・・・・等、きりがないからやめる。お気に入りが多すぎだし・・・。
藤沢周平氏も好きなのだけれど、ほろ苦さが痛いと感じる時には読めない。宮部みゆき氏もよく読む。
乱読だ。

小さいころから本を読む子供だった。小学校の図書館がとても大きくて所蔵数も多かったので、本を読むにはとてもいい環境だった。
そのころ、クラスメート達がよく読んでいたのは、図書館の本ではなく、シャーロック・ホームズシリーズと怪盗ルパンシリーズで、今のように本を安く大量においてある中古本屋はなく、本は高かったからたくさんは買えず、手分けして1冊ずつ購入し、友人同士でまわし読みをしていた。
中学校は、図書館がとても貧弱だったが、有島武郎、志賀直哉、夏目漱石、森鴎外などを読んでいた覚えがある。
高校に入り、私よりはるかに読書量が多い友人に囲まれ、薦められる本も多岐にわたったけれど、いくら乱読でも私の頭では理解できない本も多くて(経済学、政治学系)、辟易したのを覚えている。

その中で、友人の一人が吉行淳之介氏の「娼婦の部屋」を貸してくれた。
この本を読んだ時の衝撃は忘れない。
当時私は、思春期特有のうつ状態で(周りにも欝の気の人は多かったが)、精神的に出口が見つからない状態が続いていた。その時に出会ったのが、吉行淳之介氏だった。まさに、はまった。
それ以来、氏の本をあさって読む日々が続いた。
そして、沈没している精神状態を少しずつ浮上させていった。

今でも、氏の本は、ウチの書棚の、一番良い、取りやすい位置に陳列してある。
時々取り出して読む。どれが一番とはいえない。
「お気に入り」とはまた違う分類の大切な本なのだ。

ところで、今読んでいる本は、京極夏彦氏の京極堂シリーズ「陰摩羅鬼の瑕」。
オンチラキのキズと読みます。。。

 

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プロフィール
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月青
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自己紹介:
北関東在住
金魚、泥鰌、メダカ、なまず、オカメインコと暮らしています。

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