母同士

今日「母の日」は、母と私、２人の母同士で、
宇都宮美術館で開催中の
「小倉遊亀展」に出かけた。

１０５歳まで現役の画家だった人である。
風景画ではなくて、
身の回りの植物や、人物、動物を描いた画家である。

歌手越路吹雪さんを描いた「コーちゃんの休日」という絵があるので、
母に見せようと連れて行ったのだ。

ゆっくり歩く母に腕を貸して、
音声ガイドを操作しながら見ていく。

梅・椿は植物の中でも多く描かれていて、
毎年、梅の絵から描いていたらしい。

「コーちゃんの休日」の前では、
「素敵！」
母はとても喜んでみていた。

見学者は多いというほどではなく、平均年齢は、６０歳くらいかな・・・。
みんな、懐かしそうな顔をして絵を見つめていた。

宇都宮美術館
http://u-moa.jp/jp/index.html

ここ数年、母と私は「母の日」にプレゼント交換の状態に
なっている。
母がいうには、
母にとって私は「おかあさん」の立場になっていると主張するのだ。




母からいただいたのは、牡丹の刺繍のエプロン。

私はね、これを母に選んだ。



　　　　　　　　　　

　益子陶器市で見つけた、桜井ケンイチさんの猫の置物。
　母が猫を好きなので、
　これにしたのだけれど、
　桜井さんがおっしゃるには、
　「ろくろで皿を作っている猫なんです。」
　とのこと。
　母が名前をつけてというので、娘に相談。
　「背中に花をつけているので、花ちゃんがいいんじゃない。」
　花ちゃんが我が家の一員になった。

　母は、急がされることなくゆっくりしたペースで
　動けたので、あまり疲れることなく過ごせたとのこと。
　無事に、母同士の「母の日」を過ごせた。
　私も、満足～。

　ちなみに、娘からのプレゼントは「マッサージ」の予定。
　楽しみにしている。